2011/01/05

批判・批評する人

どこぞの世界に於いても、批判・批評する人がいて。
自分の意見を言うことは構わないと思うのですけど。
それ以上の批判・批評する人には少なからず抵抗を感じます。

例えば、未成年の子供が事件を起こしたりするとその親の家庭での教育方針を引き合いに出し、「親とはこうあるべき!」とか「非常識な親xxx」とか。ネット上では特に匿名であるために過激な発言が目立つことも多い。
でもその人達って、本当に親として人格者なんだろうか?
あるいは、”親”として完璧に子育てができているのか?
そもそも、”親”として子供を育てたことがあるのか?
って思います。

その矛先が教育現場にも向けられることもしばしば。「学校の先生は・・・」とか、「教育委員会は・・・」とか。
外部の人間ながら教育現場を間近に見れている一人として、確かに変な考え方の先生や、融通の利かない教育委員会のしくみなど悪いところもあると思う。
がしかし。そんな先生ばかりじゃないし、教育委員会すべてが全て、悪い組織でもないと思う。
強力なピラミッド組織で、しがらみの中にありながら頑張ってる先生方もいらっしゃるし、教育委員会のしくみや在り方に疑問を感じている内部の方々もいらっしゃいます。

それを一言で「親が」「先生が」「教育委員会が」(悪い)と自分以外の人や組織を簡単に批判・批評して斬ってしまうと・・・本当に頑張ってる人まで傷つけることになります。

批判・批評や机上の空論ではなく、どうすればそれができるか、あるいは、どうすれば防げるのか。自分が実践し得た経験や教訓を元に建設的な意見を言う方が何百倍も説得力があるし、頑張ってる人達にもヒントとなるはず。
ただ単にガーガーと批判・批評しているだけでは、誰も相手にしてもらえなくなり、やがて自分が批判・批評される側にまわることになると思うのです。

少なくとも私は前者の人間でありたいと思います。