2011/12/15

未来を予見する5つの法則 田坂広志

螺旋的プロセス
否定の否定
量から質への転化
対立物の相互浸透
矛盾の止揚
による発展の法則。

2011/08/15

私的「校務支援ソフトウェア開発」ポリシー

(2011/8/14、facebook の自分の「ノート」にしたためたものをこちらにも転載しました)


私の職務は「情報教育アドバイザー」です。または 「ICT支援員」と呼ばれているところもあるようです。教育情報化コーディネータ(ITCE)とか言う?民間の資格もあるようですが、私は持ってません。 所属は教育委員会付けですが、常に小学校や中学校を廻り、校内LANの環境整備やPCやデータサーバの保守などのハードウェア寄りの分野から、校務支援ソ フトをExcelベースで作成するなどソフトウェアの分野まで多岐に亘り、先生方のICTのフォローをさせて頂いております。元々出身は、 FA(FactoryAutomation=工場内自動制御プログラム)を作製するSE兼プログラマーですので、自称”ソフト屋”さんですが、最近は壊れ たPCの修理や、HDDからデータを抜出すといった、どちらかと言うとハードウェア寄りな仕事までこなす、”何でも屋”さんになってきております。
その”なんでも屋”が改めて、『校務支援ソフト開発』に取り組もうと決意を新たにしました!

今まで10年間。様々な自作の「校務支援ソフト」を開発して来まして、何を今さら?と思われる方もいらっしゃると思いますが。
大 きな自治体・教育委員会さんでは手が回らないような小さな自治体・教育委員会さんへ、あるいは大手ソフトウェア会社では、やりたがらないような「膝を突き 合わせて相談しながら(創る)、常に現場目線に立った」ソフトウェアの開発という非常にニッチな分野ではありますが、そういうところにこそ、私のような者 が役に立てるフィールドがあると強く信じています。
私が組む「校務支援ソフト」によって、少しでも学校経費が節約できたり、先生方の作業時間の短縮に役立つことができれば嬉しく思います。
そこで、私の考える「校務支援ソフトウェア」ポリシーをまとめておきますので、賛同いただける先生方、自治体・教育委員会関係者がいらっしゃいましたら、お声をかけて下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。


「Excelベースであること」
Accessは入ってなくてもExcelだけはまずどの学校のPCにも入っているのではないかと思います。その最も慣れ親しんだExcel上 で動くアプリケーションを作製します。データベースも勿論、Excelで作成されますので、二次利用するにも容易です。

「細かなカスタマイズが可能であること」
現 場の先生方に最も言われること。それは「カスタマイズが可能か?」という点です。通常、ソフトウェアメーカーは、「万人受け」するように、ある意味”最大 公約数”的なアプリケーションを販売していますが、現場で求められるのは、”現場に則したソフトウェア”であり、「細かなカスタマイズ」が可能かどうかで 選ばれることも多く。むしろ”カスタマイズ”のことを意識して作ります。

「入力箇所は極力少なく、選択部品とボタンのみのシンプルなUIであること」
私が作るソフトは、入力画面、データベース、出力フォーマットに至るまで、作業効率のことを第一に考えています。操作性は首尾一貫しており、入力ミスの起こらない、最低限の入力で済むようなシンプルなユーザインターフェースとなるよう心掛けています。

「使用環境や、使用者を選ばないこと」
使 用環境としては、2002~2010までの4世代のExcelのVersionがあることや、使用される方はPCやExcelに堪能な方ばかりではない、 ということ。最も下位のVersionでも動作可能なように、また、PCが苦手な使用者のことも考えた優しい作りを心掛けています。

「プログラムとデータは分離すること」
セル内に複雑な式を埋め込んだり、シートを跨いでリンクを貼るような、プログラムとデータが一つのファイルとして扱うのではなく、データはデータ用のファイルへ。プログラムはプログラム起動に特化したファイルへと、完全に分離しています。
こうすることで、プログラムのバグ修正やVersionUpに対しても、プログラムファイルを入れ替えるだけの、非常にメンテナンスし易く統一しています。


今まで出来ていなかったかも知れない自戒の念を込めて、今後も「校務支援ソフトウェア」開発に精進したいと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。


2011.8.14  アルファ・リスク・システムズ 西浦正純

2011/08/14

『情報教育アドバイザ』から『校務支援ソフト開発』へ、私の決意表明。

平成23年度は小学校の校長先生からの熱き要望で「通知表をデジタル化」するというお仕事を頂けるまでになりました。
平成21年度後半から22年度にかけて、「養護部システム」という保健の先生向けのシステムを作成したことがきっかけとなり、それまで中学校が主だった私のフィールドが小学校も。そして各学校を横断的に行き来し、先生方に私という者を知っていただく機会が増えたことにあります。

私が今の「情報教育アドバイザー」という職に就いてから丸10年、今年で11年目を迎えますが、10年かけてようやくここまで来た、という感があります。

最初の平成13年度は、”緊急雇用対策”というカタチで半ば無理やり入らせていただきました。その頃は子供たちにPCに触れてもらうという目的でPC教室の非常勤講師”みたい”なことをやってました、が。
よくよく観察すると先生方のデジタル化の方が進んでなくて、手作業な部分が多々ありましたので、その先生方のフォローというか、お助けマン的な存在に自然とシフトして行きました。

その間、中学校での成績処理や、学校名簿の管理ソフトを自作して各校で使っていただけるようにしたり・・・。「プリンターが出ない」とか「インターネットがつながらない」と言われれば埃だらけの机の下に潜ってLAN線チェックしたり・・・。学校行事に欠かせない横断幕や垂れ幕の作成も「西浦さんでないと作れない」という”域”までになってしまいました。
そうやって色んな経験をさせていただきながら、西浦がどういった人物でどんなことが出来るのか?少しずつ先生方に理解して頂けるようになってきました。
だからこそ、今回のような成績処理を任せて頂けるようになったのだと思っています。

この10年間色々作成してきましたが、これを機に学校用の「校務支援ソフト」の企画・開発・導入アドバイザという立場を前面に出して行きたいと思います。
学校現場を「職員室」の中から見てきたからこそ、何が必要でどうすれば良いかを常に「現場目線」で考える。PCの苦手な先生でも安心して使って頂けるソフト開発を推し進めて行きたいと思います。
大手ソフトメーカーが出来ないであろう、「膝をつき合わせて、現場の先生方が本当に望んで居られる”シンプルなソフトづくり”」を心掛けたいと決意を新たにしました。


他にもやりたいことは沢山あります。

「電子黒板」や「デジタル教科書」の導入や、PCルームの機器選定についても、今まではメーカや納入業者の「言いなり」となっていた部分が大きいと思いますが、当事者である児童・生徒と先生にとって何がベストか?、「授業現場」で本当に必要とされるものは何なのか?、節約・節減の時代ですからコストパフォーマンスについても研究し、幅広い視野で提案していけるようになりたいです。
閉鎖的で世間との感覚がズレていると言われる教育現場に、最先端とは行かないまでも民間レベルと同じぐらいのICT化の導入について、常に「現場目線」で取り組んで行きたいと思っています。

多方面の方々にご指導頂きながら、成長して行きたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成23年・夏  西浦正純

2011/08/05

俺、サッカー好きなんスよ!

元サッカー日本代表の松田直樹選手が練習中に心筋梗塞で倒れ、亡くなりました。
トルシエジャパンでW杯16強に入った時の主力選手だったので鮮明に記憶に残っています。
監督とは意見が合わないこともあったりで、少しヤンチャで尖ったところはありましたが、憎めない選手でした。
各TV局も松田選手のJ1のマリノスからJFLの松本山雅に移籍した経緯を流していましたが、その中でマリノスを去る松田選手がファンへの挨拶で
「俺、サッカー好きなんスよ。もっとサッカーやりたいッス!」
って言ってた言葉が耳から離れません。

そこまで好きなことに打ち込める。好きな事を職業にできる。
そこまで言えるってすごく幸せな人だと思いますし、羨ましい、って思えるかもしれません。
そのような人は珍しいのかも知れません。

でも、本来、人は自由で、やりたいことがやれるはずなのです。
自分で色々言い訳したり、目を瞑ったりしているのです。
あなたが「●●好きなんスよ!」って命賭けられるようなことは何ですか?
それ程好きなことを何か持っていますか?


松本山雅をJリーグに!と志半ばで亡くなった、松田選手のご冥福をお祈りするとともに、
好きな事に一途に、命を賭けて取り組んだ、彼の生き様を見倣いたいと思います。

2011/04/16

教育について

先日、京都と滋賀の県境の山あいの学校を訪問した際、そこの校長先生とお話しさせて頂く機会があった。
学校の説明をいただいたり、どこそこの校長先生知ってる?だとか。
その話の中で今後の教育現場の在り方に懸念を持っておられることが分かった。

教育現場では今、数年以内に定年を迎える先生それと、20代の若い先生の層は人が多いものの、私たち年代30~40代の先生が全国的に少ないらしく、今後それが大きな問題になるだろう、ということだった。
私たち40代の世代、いわゆる「金八先生」を見て育った年代は全国の中学校で”校内暴力”が吹き荒れた時代。現場の先生の大変さと、教職員になるには”狭き門”であったこともあり、30~40代の先生が極端に少ない。
今はその頃と比べ、校内暴力の件数は少なくなっているものの、一方で”いじめ”やネットの裏サイトを使った”誹謗中傷”など年々、複雑・巧妙化、陰湿化して行ってるように思う。

そういった問題の生徒指導を担うべき中堅の先生の数が少ないために、数年後の学校、教育現場はどうなって行くのだろう?と相当な危機感をもっておられた。

他方、山あいの小学校は全校児童が21名。父兄と教職員との距離感が近く、学校・地域ぐるみで子供たちを“育む”環境ができている。そのため、そういう問題は「200%ない!」と仰っていたのが印象に残る。

即答、即決、即対応を迫られる今の風潮にあって、教育も同じように即効性が求められる場面が多いように感じる。
しかし、教育って10年、20年、かかる。 かける必要がある。
子供の頃には「???」と疑問に思っていたことが、大人になって「あッ!!!」って気づくことも多い。それは大人になって総合的な理解、判断がつくためで、理解には相当な時間がかかるもの。
それをすぐに効果が表れないからと、安易に方向性を変えることは良くない。

詰め込み教育 → 脱・詰め込み教育 → ゆとり教育 → 脱・ゆとり教育

20年でコロコロ変わってきた。
この不安定さが今の教育現場に顕著に表れている。先生が混乱するから児童・生徒にそれが伝わってしまう。児童・生徒が悩むから親まで右往左往する。
この日本という国の、100年後、200年後を見据え。1本筋の通った教育方針を確立し、それに基づいてじっくりと“育む”というスタンスが必要と思われる。

教育には時間がかかるんだ

2011/03/26

「認められる」ということ

私の息子は現在18歳。本来であればこの春高校を卒業し、大学行くなり就職するなりしている歳であるが・・・。
現在は通信制の高校に在籍しながら、アルバイトをしている身。そのアルバイトも10日程前に決まったような状態。
3年前に入学した高校で「統合失調症」(いわゆる精神障害)を発症し、2回の入院を繰り返し、退院して1年3カ月。1ヶ月に1回ぐらいの通院と毎日薬の服用は続けている。
しかし、ようやくここまで社会復帰できたなぁ、というのが実感。

今流行りの?(DethNoteに出てくるデュークのような)黒っぽい服を着て、靴はブーツで、、、と見た目的には普通なのだが、心は(誰かに似て?)超繊細。
いわゆる社会適合能力というのが人並み以下なのだろう・・・。内心はびくびくでそれを隠すためにちょっと突っ張ってるフリをしているだけ。超、面倒臭がりで、自分の関心のあることにしか反応しない彼を見ていてイライラすることもあったが。

最近、彼の行動が少しずつ前向きになってきている。

同級生が大学に行くなり、就職するなりでそれぞれ自分の進路を決めていくのを目の当たりにし、考えるところがあったのだろう。
3月からおばぁちゃんと同居するにあたり、想像以上に色々手のかかるおばぁちゃんと接することで自分にできる家での手伝いも考えられるようにもなったし。
そして今お世話になっているバイト先の店長やチーフ始め、みなさん優しく接して下さってるようだし、何より。自分のやったことに対して、ちゃんと評価して貰える、「認められる」ことで彼の中の”やる気”が出てきたのだと思う。
まだどうなるか分からないが、これから社会の中で生きて行く、という社会復帰の足がかりができたことは親として少しホッとしている。

人は「認められる」ことで成長できると改めて。叱られ、けなされてばかりでは伸びる芽を摘んでしまいかねない。認め合える社会を創って行きたいと思う。

2011/03/10

『情報教育アドバイザ』というお仕事。

私が携わっている、教育委員会付けでの情報教育アドバイザーという仕事。
本来は児童・生徒のICT教育推進のために設けられたセクションだと理解はしています。
ただ、ICT以前に、学校校務のIT化もままならないのに、ICTを取り入れるというのは順序が逆ではないかと思います。
確かに、ICT教育も子供たちのあるべき教育のカタチを考えた場合、必要なことだと思いますし、決して否定するものでもありません。しかし、子供よりも大人の方がIT化について行ってない場合が多いです。

学校のIT化がなかなか進まないのは、校長・教頭・教務の管理職の先生方の積極性が関係してきます。今ではPC触れない、という先生は少なくなりましたが、名簿管理や成績処理、体育や保健的なデータ処理など、こういう学校の事務的なシステムが充実していないと、なかなか先生方にPC触れ!というのは無茶な話だと思うのです。
そういう先生に触っていただける、人に優しいシステムとは?・・・

そうこう考えているうちに、情報教育アドバイザというより、学校の校務システムを充実させていくことの方が大切ではないか、との結論に至り、現在「情報アドバイザ」という肩書でありながら、校務システムの企画・開発・納品を手掛けています。

現在1年越しで”保健室のシステム”を作っております。
これは保健室の「養護教諭」の先生方と相談しながら、
できるだけ入力の手間を省き、入力ミスを起こさないようなUIを考え、
各種報告書や保健簿の作成も1クリックで自動的に作られるというものを作ってきました。
(少しだけ自信作です)

いまどきの保健の先生は、日々の様々な業務に忙殺され、データ入力すらままならない現状があります。いくら「まとめるのが楽になる!」と言ったところで、その入力すらままならないという状況があるのです。ではどうしたらそういう状況を打破できるのか?

で、考えて投入するのが、こいつです。(その2へ続く)

2011/03/05

『剛』

私がお世話になっている中学校の校長先生が今年度末で定年退職されます。
かれこれ7年になるかな?
教職免許も何も持ってないし週に1回、顔を合わすだけなのにかわいがっていただきました。
何か私らしいお礼がしたくて・・・ 考えた挙句。

協創でお友達の龍ちゃんこと、書家の龍和さんに校長先生のお名前の『剛』をテーマにして、「書」を書いて貰うことにしました。依頼して一週間。できあがったのがこちら

『剛』

粛々とあゆむその眼はやさしさたたえ
みとめ はげまし 包みこむ
剛き心で 生き様刻む

正しくその通り!もう文句なし!! 素敵な「書」を書いていただきました。
それと『剛』の遊印を作りたい!という私の願いを聞き入れて貰い、はんこ用に書いて貰いました。
何枚かあるうちの『剛』からイメージに近いものを選び、さらにリクエストして・・・

で、これを持ち帰り、写真を撮ってスキャナで取り込み、2値化処理して水平反転。

これを手本に、 彫って行きます。
書を嗜まれる先生に「使っていただけたらいいなぁ」との想いを込めて・・・

そして、出来上がったのがこちら。

『剛』-16mm・楕円・朱文
『剛』-12mm・角・白文。

「書」と「印」のコラボの実現と相成りまして・・・
上手い下手ではなく(と、言い訳しつつ)、どれだけ心を込めて石に向かったか、だと思います。


使う人、受取った側の人の気持ちを考えて。

2011/03/01

教育現場のシステム屋さん♪

2月初旬、産休明けで現場復帰された養護の先生に『保健室システム』


の説明をしてから約1ヶ月が経った昨日。携帯にその先生からHelpのメールが入り、久しぶりに訪問してきました。
Helpの内容は6年生の身長・体重データを取り出し、入学当初の身長・体重データから差を求め、6年間でどれだけ身体が大きくなったかを一人ひとりに印刷して配りたい、というデータの取り出し方と「差し込み印刷」の方法についての質問でした。
Excel-VBAで作成しており、DBは全てExcelのファイルなので、取り出し、二次加工がとても楽です。
少し時間はかかったものの、やりたいことについては問題解決。先生の悩み解決のお役に立てた、という喜びはもちろんですが。

何より嬉しかったのは。

日々の「来室記録」、「出欠状況集計」から「保健日誌作成」。それと月末、教育委員会に報告する「月次報告」作業もシステムから作成されてて、しっかりシステムを使いこなしていただいてた!!

ということ。これはシステムを作った人間からするとムチャクチャ嬉しいこと。
 「おかげさまでボタン1つで月次報告書が作られるんで感動してるんですぅ!」
と言っていただき涙が出るくらい嬉しかったのです。

先生方には極力手間を取らせることなく記録してもらい、報告書の作成は作りたい報告書を選んで「開始」ボタンをクリックするだけで自動的に作成されるようシステム側で全てプログラムしているので、先生方には大変重宝していただいてます。


これが私がやりたかったシステム屋としての仕事。

教育現場で直接、児童・生徒に教えるワケではないですが、最前線に立つ先生方を”システム”を通じてサポートする、というのが私のスタンス。
先生方に喜んでいただいている姿を拝見し、11年目の新たなチャレンジが始まります。

2011/02/05

ワンチャンスをものにする

1月25日、サッカーアジア杯決勝。オーストラリアと対戦した日本代表は、0-0で延長に入り後半4分に、サイドバックの長友からゴール中央で待つ李の左足へピンポイントクロス。李のダイレクトボレーがゴールネットに突き刺さり、見事優勝をもぎ取った。
オーストラリアが終始優勢に試合を進め、何度もヒヤリとする場面があった。だが、それを耐え抜いたチームは約120分の中でもこの時だけ、マークが甘くなったワンチャンスを逃さなかった。

ワンチャンスはOneChance。たった1回しか巡って来ないチャンスをものにする。
これは単に運が良い、悪いと、一言で片付けられることではない。
「たった一度のチャンスを常に意識して普段から準備しておく」‐に尽きる。

流れ星も星が流れている間に願い事をつぶやく。常に願い事を思い描き、星空を眺めておかなければ無理な芸当である。

人生は一度きり。折角与えられた生を、活かさなければモッタイナイ。

2011/01/05

批判・批評する人

どこぞの世界に於いても、批判・批評する人がいて。
自分の意見を言うことは構わないと思うのですけど。
それ以上の批判・批評する人には少なからず抵抗を感じます。

例えば、未成年の子供が事件を起こしたりするとその親の家庭での教育方針を引き合いに出し、「親とはこうあるべき!」とか「非常識な親xxx」とか。ネット上では特に匿名であるために過激な発言が目立つことも多い。
でもその人達って、本当に親として人格者なんだろうか?
あるいは、”親”として完璧に子育てができているのか?
そもそも、”親”として子供を育てたことがあるのか?
って思います。

その矛先が教育現場にも向けられることもしばしば。「学校の先生は・・・」とか、「教育委員会は・・・」とか。
外部の人間ながら教育現場を間近に見れている一人として、確かに変な考え方の先生や、融通の利かない教育委員会のしくみなど悪いところもあると思う。
がしかし。そんな先生ばかりじゃないし、教育委員会すべてが全て、悪い組織でもないと思う。
強力なピラミッド組織で、しがらみの中にありながら頑張ってる先生方もいらっしゃるし、教育委員会のしくみや在り方に疑問を感じている内部の方々もいらっしゃいます。

それを一言で「親が」「先生が」「教育委員会が」(悪い)と自分以外の人や組織を簡単に批判・批評して斬ってしまうと・・・本当に頑張ってる人まで傷つけることになります。

批判・批評や机上の空論ではなく、どうすればそれができるか、あるいは、どうすれば防げるのか。自分が実践し得た経験や教訓を元に建設的な意見を言う方が何百倍も説得力があるし、頑張ってる人達にもヒントとなるはず。
ただ単にガーガーと批判・批評しているだけでは、誰も相手にしてもらえなくなり、やがて自分が批判・批評される側にまわることになると思うのです。

少なくとも私は前者の人間でありたいと思います。

2011/01/04

年賀状の「ひとこと」

年末、1日がかりで作成した年賀状。住所録もPCで管理しているので、レイアウトを”年賀状”とすれば表面は「印刷するだけ」。
裏面は出すところによってデザインを使い分け、今年は3種類用意した。絵心というものがないのでネット上から拾ってきて載せる。あと数行の文面と配置を考えてよろしくやれば、必要枚数を「印刷するだけ」。
私がいただく年賀状はこのようにして作られた年賀状がほとんどで、恐らく「てきとーに」印刷され、”その他大勢”の年賀状と一緒に投函される。

毎年200枚近く出すのだが、あまりに(その一連の作成作業が)”機械的”なので、私の場合、「ひとこと」その人に向けて手書きメッセージを添えるようにしている。
「お元気ですか?仕事は順調ですか?」とか、「お子さん、大きくなったでしょうねー!」とか。
少しでも”心”が伝われば・・・と思っている。


(受取る側にとって)そういう「ひとこと」が書き添えてある年賀状って嬉しくないのだろうか?
全てを手書きで、ということは無理だとしても、一年に1回せっかく50円もその人のために使うのだからせめて「ひとこと」だけでも、その人を想い浮かべて書き添える”優しさ”があってもいいのに。と思うのは私だけ??

そんな”煩わしさ”に嫌気して「年賀状は出さない、メールで済ます」あるいは「twitterやfacebookなどのSNSを利用してつぶやく」主義の人も多くなってきているようですが・・・
1年に1回の挨拶“だからこそ!”と、私は年賀状に「ひとこと」添えて出し続けようと思うし、「ひとこと」を書き添えていただけるような人でありたい、と思っている。

2011/01/02

「一年の計は元旦にあり」

あけましておめでとうございます。2011年が明けてしまいました。

昨年一年は、相変わらず出入り?の激しい年でした。
色んな方々に迷惑をかけたり、お世話になったり、、、。
ご迷惑をかけた皆さん、ごめんなさい。すみませんでした!
お世話になった方々、どうもありがとうございました!

ええ歳したオッサンなんやから、もうええ加減落ち着かなアカンなーと思っています。
今年は昨年に増して忙しくなりそうですが、目の前の与えられた仕事を確実にこなし、少なくともご迷惑をかけないよう、仕事にプライベートに心を込めて一生懸命取り組みたいと思います。


Excel-VBAでのシステム構築も徐々に軌道に乗ってきました。
「道を極める」ということは時間がかかるもので、決して楽な道ではありません。
ソフトウェア開発は、ハードウェアのように目に見えるものではなく、”縁の下力持ち”的なところが大きいです。が、「コンピューター、ソフトがなければ”ただの箱”」と言われるように、ソフトウェアが重要なファクターだと信じています。使い手に喜んでいただけるソフトウェア作りを目指して行きます。
大きな企業でのシステム導入とは異なり、中小企業で働く現場の方々が求めておられる実用的なシステム構築をお手伝いさせていただいております。
今年は求められるものより半歩先に進んで、”戦略的”な視点でお役に立つシステム作りを目指して行きます。

PC、特にノートPCの修理屋さん、HDDのデータサルベージ(復旧/抜出)事業も順調にオーダーをいただいております。街の電気屋さんに持ち込まれる前にお持ちいただきますと、一次切り分けをさせていただきます。簡単な作業で安価に復旧が可能かも知れません。お気軽にご相談いただければ幸いです。

精華町教育委員会付けの「情報教育アドバイザー」という立場も、平成13年度緊急雇用対策として採用されてからちょうど10年が経ちました。
採用当初の役割り。生徒へのコンピューター教育の補助教員という立場からは大きく様変わりし、今では職員室内のLAN整備やPC修理から、名簿管理や成績処理など教職員のICT全般のお手伝いをさせていただいております。
昨年までは3中学校を主に廻っておりましたが、今年からは少しずつ機会をみつけて5つの小学校も廻らせていただく予定です。”小中連携”をICTの側面からサポートさせていただこうと思っています。
保健の先生向けデータ処理システム(=『養護部システム』)もほぼ完成し、先生方に使っていただきながら改良を加えてきました。先生方はデータを入力するだけで、出力の仕方は要望に応じていくらでも対応できる、ということを認識いただきました。今年はさらに改良を重ね、より完成度の高いExcelのシステムを目指します。

「遊印工房」は・・・。昨年はほとんど彫る機会がありませんでしたが、今年は空いた時間を有効に使い、作品を作っていきます。

そして協創LLP-これは私が所属しているLLP(有限責任事業組合)で、今年夏で丸4年になります。
昨年末「事務局やります!」と宣言してしまいましたので、今年は事務局としての役割りを十分に果たしたいと思います。
今春には協創から「愛だ!上山棚田団」の本が出ます。こちらの宣伝及び、(本が出ることによって)協創に興味をもっていただいた方々の誘導がしっかりできるようにしくみを強化していかなければなりません。事務局として、情報システム担当として、責任をもって臨みたいと思います。


プライベートでは。
3人の子供を抱え、義母を抱え、仕事を抱え、、、ますます動き辛さを感じつつも・・・。
それは誰でも抱えてる問題だと思うので、それ以上のパフォーマンスで”楽しんで”取り組んで行こうと思います。


今年もお世話になります。どうぞ宜しくお願い申し上げます。