2011/03/05

『剛』

私がお世話になっている中学校の校長先生が今年度末で定年退職されます。
かれこれ7年になるかな?
教職免許も何も持ってないし週に1回、顔を合わすだけなのにかわいがっていただきました。
何か私らしいお礼がしたくて・・・ 考えた挙句。

協創でお友達の龍ちゃんこと、書家の龍和さんに校長先生のお名前の『剛』をテーマにして、「書」を書いて貰うことにしました。依頼して一週間。できあがったのがこちら

『剛』

粛々とあゆむその眼はやさしさたたえ
みとめ はげまし 包みこむ
剛き心で 生き様刻む

正しくその通り!もう文句なし!! 素敵な「書」を書いていただきました。
それと『剛』の遊印を作りたい!という私の願いを聞き入れて貰い、はんこ用に書いて貰いました。
何枚かあるうちの『剛』からイメージに近いものを選び、さらにリクエストして・・・

で、これを持ち帰り、写真を撮ってスキャナで取り込み、2値化処理して水平反転。

これを手本に、 彫って行きます。
書を嗜まれる先生に「使っていただけたらいいなぁ」との想いを込めて・・・

そして、出来上がったのがこちら。

『剛』-16mm・楕円・朱文
『剛』-12mm・角・白文。

「書」と「印」のコラボの実現と相成りまして・・・
上手い下手ではなく(と、言い訳しつつ)、どれだけ心を込めて石に向かったか、だと思います。


使う人、受取った側の人の気持ちを考えて。