2012/07/25

【備忘録】NASサーバとWindows7の接続方法


Windows7マシンを、NASサーバと接続しようとすると、「アクセス許可がありません。」とメッセージが出てきた経験はないだろうか?


ネットワーク内に存在する、Buffalo製「LinkStation」や「TeraStation」。I・O DATA製の「LANDISK」に、Windows7が繋がらない場合、以下の3つを確認。そうなっていなければ、設定をやって頂きたい。
ただし。NASサーバ側には「ユーザ設定」にて、ユーザ名とパスワードが設定されており、PC側にも「ユーザ・アカウント設定」で、同じユーザIDと、パスワードが設定されていることが条件となります。
NASサーバにアクセスしようとした際、登録されているユーザアカウントを入力して「OK」をクリックした時、上記のようなメッセージが表示され、(アクセス制限で)フォルダやファイルにアクセスできない場合をさします。


【設定方法】
1.コントロールパネル → システム → コンピュータ名(設定の変更) → コンピュータ名
→ ネットワークID → (仕事で・・・ほかのコンピューター・・・)を選ぶ → 「次へ」
→ 「ドメインを使用していない」を選ぶ → 「OK」 → 「OK」

2.「スタート」ボタン → すべてのプログラム →アクセサリ → 「ファイル名を指定して実行」
→ 「regedit」 を入力 → 「OK」 → (レジストリエディタが開く)
→ 「HKEY_LOCALMACHINE」 → 「SYSTEM」 → 「CurrentControlSet」 → 「Control」
→ 「Lsa」 (この”Lsa”の内容が右側のウィンドウに表示されるので、)
→ 「LmCompatibilityLevel」が既に存在すれば、(”LmCompatibilityLevel”上でダブルクリック)
→ 「LmCompatibilityLevel」がなければ、”Lsa”の上で右ボタンクリック。
→ 「新規」 → 「Dword」を順にクリックし、新しい名前を「LmCompatibilityLevel」にします。
(新規に追加された、”LmCompatibilityLevel”上でダブルクリック)
→ この”LmCompatibilityLevel”の値が「3」になっていれば、「2」を入力して「OK」し、
→ 右上の「X」で、「regedit」を閉じる。

3.コントロールパネル → システムとセキュリティ → 管理ツール → ローカルセキュリティ
→ ローカルポリシー → セキュリティ・オプション
→ 「ネットワークセキュリティ:LAN MANAGER認証レベル」をリストより選ぶ。
→ リストボックスの(▼)をクリックし、”LMとNTLM応答を送信する」 を選ぶ。
→ あとは順に「OK」ボタンを押して、コントロールパネルを閉じる。

4.再起動をかける。


以上で繋がるハズ。一度お試しください。

2011/12/15

未来を予見する5つの法則 田坂広志

螺旋的プロセス
否定の否定
量から質への転化
対立物の相互浸透
矛盾の止揚
による発展の法則。

2011/08/15

私的「校務支援ソフトウェア開発」ポリシー

(2011/8/14、facebook の自分の「ノート」にしたためたものをこちらにも転載しました)


私の職務は「情報教育アドバイザー」です。または 「ICT支援員」と呼ばれているところもあるようです。教育情報化コーディネータ(ITCE)とか言う?民間の資格もあるようですが、私は持ってません。 所属は教育委員会付けですが、常に小学校や中学校を廻り、校内LANの環境整備やPCやデータサーバの保守などのハードウェア寄りの分野から、校務支援ソ フトをExcelベースで作成するなどソフトウェアの分野まで多岐に亘り、先生方のICTのフォローをさせて頂いております。元々出身は、 FA(FactoryAutomation=工場内自動制御プログラム)を作製するSE兼プログラマーですので、自称”ソフト屋”さんですが、最近は壊れ たPCの修理や、HDDからデータを抜出すといった、どちらかと言うとハードウェア寄りな仕事までこなす、”何でも屋”さんになってきております。
その”なんでも屋”が改めて、『校務支援ソフト開発』に取り組もうと決意を新たにしました!

今まで10年間。様々な自作の「校務支援ソフト」を開発して来まして、何を今さら?と思われる方もいらっしゃると思いますが。
大 きな自治体・教育委員会さんでは手が回らないような小さな自治体・教育委員会さんへ、あるいは大手ソフトウェア会社では、やりたがらないような「膝を突き 合わせて相談しながら(創る)、常に現場目線に立った」ソフトウェアの開発という非常にニッチな分野ではありますが、そういうところにこそ、私のような者 が役に立てるフィールドがあると強く信じています。
私が組む「校務支援ソフト」によって、少しでも学校経費が節約できたり、先生方の作業時間の短縮に役立つことができれば嬉しく思います。
そこで、私の考える「校務支援ソフトウェア」ポリシーをまとめておきますので、賛同いただける先生方、自治体・教育委員会関係者がいらっしゃいましたら、お声をかけて下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。


「Excelベースであること」
Accessは入ってなくてもExcelだけはまずどの学校のPCにも入っているのではないかと思います。その最も慣れ親しんだExcel上 で動くアプリケーションを作製します。データベースも勿論、Excelで作成されますので、二次利用するにも容易です。

「細かなカスタマイズが可能であること」
現 場の先生方に最も言われること。それは「カスタマイズが可能か?」という点です。通常、ソフトウェアメーカーは、「万人受け」するように、ある意味”最大 公約数”的なアプリケーションを販売していますが、現場で求められるのは、”現場に則したソフトウェア”であり、「細かなカスタマイズ」が可能かどうかで 選ばれることも多く。むしろ”カスタマイズ”のことを意識して作ります。

「入力箇所は極力少なく、選択部品とボタンのみのシンプルなUIであること」
私が作るソフトは、入力画面、データベース、出力フォーマットに至るまで、作業効率のことを第一に考えています。操作性は首尾一貫しており、入力ミスの起こらない、最低限の入力で済むようなシンプルなユーザインターフェースとなるよう心掛けています。

「使用環境や、使用者を選ばないこと」
使 用環境としては、2002~2010までの4世代のExcelのVersionがあることや、使用される方はPCやExcelに堪能な方ばかりではない、 ということ。最も下位のVersionでも動作可能なように、また、PCが苦手な使用者のことも考えた優しい作りを心掛けています。

「プログラムとデータは分離すること」
セル内に複雑な式を埋め込んだり、シートを跨いでリンクを貼るような、プログラムとデータが一つのファイルとして扱うのではなく、データはデータ用のファイルへ。プログラムはプログラム起動に特化したファイルへと、完全に分離しています。
こうすることで、プログラムのバグ修正やVersionUpに対しても、プログラムファイルを入れ替えるだけの、非常にメンテナンスし易く統一しています。


今まで出来ていなかったかも知れない自戒の念を込めて、今後も「校務支援ソフトウェア」開発に精進したいと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。


2011.8.14  アルファ・リスク・システムズ 西浦正純

2011/08/14

『情報教育アドバイザ』から『校務支援ソフト開発』へ、私の決意表明。

平成23年度は小学校の校長先生からの熱き要望で「通知表をデジタル化」するというお仕事を頂けるまでになりました。
平成21年度後半から22年度にかけて、「養護部システム」という保健の先生向けのシステムを作成したことがきっかけとなり、それまで中学校が主だった私のフィールドが小学校も。そして各学校を横断的に行き来し、先生方に私という者を知っていただく機会が増えたことにあります。

私が今の「情報教育アドバイザー」という職に就いてから丸10年、今年で11年目を迎えますが、10年かけてようやくここまで来た、という感があります。

最初の平成13年度は、”緊急雇用対策”というカタチで半ば無理やり入らせていただきました。その頃は子供たちにPCに触れてもらうという目的でPC教室の非常勤講師”みたい”なことをやってました、が。
よくよく観察すると先生方のデジタル化の方が進んでなくて、手作業な部分が多々ありましたので、その先生方のフォローというか、お助けマン的な存在に自然とシフトして行きました。

その間、中学校での成績処理や、学校名簿の管理ソフトを自作して各校で使っていただけるようにしたり・・・。「プリンターが出ない」とか「インターネットがつながらない」と言われれば埃だらけの机の下に潜ってLAN線チェックしたり・・・。学校行事に欠かせない横断幕や垂れ幕の作成も「西浦さんでないと作れない」という”域”までになってしまいました。
そうやって色んな経験をさせていただきながら、西浦がどういった人物でどんなことが出来るのか?少しずつ先生方に理解して頂けるようになってきました。
だからこそ、今回のような成績処理を任せて頂けるようになったのだと思っています。

この10年間色々作成してきましたが、これを機に学校用の「校務支援ソフト」の企画・開発・導入アドバイザという立場を前面に出して行きたいと思います。
学校現場を「職員室」の中から見てきたからこそ、何が必要でどうすれば良いかを常に「現場目線」で考える。PCの苦手な先生でも安心して使って頂けるソフト開発を推し進めて行きたいと思います。
大手ソフトメーカーが出来ないであろう、「膝をつき合わせて、現場の先生方が本当に望んで居られる”シンプルなソフトづくり”」を心掛けたいと決意を新たにしました。


他にもやりたいことは沢山あります。

「電子黒板」や「デジタル教科書」の導入や、PCルームの機器選定についても、今まではメーカや納入業者の「言いなり」となっていた部分が大きいと思いますが、当事者である児童・生徒と先生にとって何がベストか?、「授業現場」で本当に必要とされるものは何なのか?、節約・節減の時代ですからコストパフォーマンスについても研究し、幅広い視野で提案していけるようになりたいです。
閉鎖的で世間との感覚がズレていると言われる教育現場に、最先端とは行かないまでも民間レベルと同じぐらいのICT化の導入について、常に「現場目線」で取り組んで行きたいと思っています。

多方面の方々にご指導頂きながら、成長して行きたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成23年・夏  西浦正純

2011/08/05

俺、サッカー好きなんスよ!

元サッカー日本代表の松田直樹選手が練習中に心筋梗塞で倒れ、亡くなりました。
トルシエジャパンでW杯16強に入った時の主力選手だったので鮮明に記憶に残っています。
監督とは意見が合わないこともあったりで、少しヤンチャで尖ったところはありましたが、憎めない選手でした。
各TV局も松田選手のJ1のマリノスからJFLの松本山雅に移籍した経緯を流していましたが、その中でマリノスを去る松田選手がファンへの挨拶で
「俺、サッカー好きなんスよ。もっとサッカーやりたいッス!」
って言ってた言葉が耳から離れません。

そこまで好きなことに打ち込める。好きな事を職業にできる。
そこまで言えるってすごく幸せな人だと思いますし、羨ましい、って思えるかもしれません。
そのような人は珍しいのかも知れません。

でも、本来、人は自由で、やりたいことがやれるはずなのです。
自分で色々言い訳したり、目を瞑ったりしているのです。
あなたが「●●好きなんスよ!」って命賭けられるようなことは何ですか?
それ程好きなことを何か持っていますか?


松本山雅をJリーグに!と志半ばで亡くなった、松田選手のご冥福をお祈りするとともに、
好きな事に一途に、命を賭けて取り組んだ、彼の生き様を見倣いたいと思います。

2011/04/16

教育について

先日、京都と滋賀の県境の山あいの学校を訪問した際、そこの校長先生とお話しさせて頂く機会があった。
学校の説明をいただいたり、どこそこの校長先生知ってる?だとか。
その話の中で今後の教育現場の在り方に懸念を持っておられることが分かった。

教育現場では今、数年以内に定年を迎える先生それと、20代の若い先生の層は人が多いものの、私たち年代30~40代の先生が全国的に少ないらしく、今後それが大きな問題になるだろう、ということだった。
私たち40代の世代、いわゆる「金八先生」を見て育った年代は全国の中学校で”校内暴力”が吹き荒れた時代。現場の先生の大変さと、教職員になるには”狭き門”であったこともあり、30~40代の先生が極端に少ない。
今はその頃と比べ、校内暴力の件数は少なくなっているものの、一方で”いじめ”やネットの裏サイトを使った”誹謗中傷”など年々、複雑・巧妙化、陰湿化して行ってるように思う。

そういった問題の生徒指導を担うべき中堅の先生の数が少ないために、数年後の学校、教育現場はどうなって行くのだろう?と相当な危機感をもっておられた。

他方、山あいの小学校は全校児童が21名。父兄と教職員との距離感が近く、学校・地域ぐるみで子供たちを“育む”環境ができている。そのため、そういう問題は「200%ない!」と仰っていたのが印象に残る。

即答、即決、即対応を迫られる今の風潮にあって、教育も同じように即効性が求められる場面が多いように感じる。
しかし、教育って10年、20年、かかる。 かける必要がある。
子供の頃には「???」と疑問に思っていたことが、大人になって「あッ!!!」って気づくことも多い。それは大人になって総合的な理解、判断がつくためで、理解には相当な時間がかかるもの。
それをすぐに効果が表れないからと、安易に方向性を変えることは良くない。

詰め込み教育 → 脱・詰め込み教育 → ゆとり教育 → 脱・ゆとり教育

20年でコロコロ変わってきた。
この不安定さが今の教育現場に顕著に表れている。先生が混乱するから児童・生徒にそれが伝わってしまう。児童・生徒が悩むから親まで右往左往する。
この日本という国の、100年後、200年後を見据え。1本筋の通った教育方針を確立し、それに基づいてじっくりと“育む”というスタンスが必要と思われる。

教育には時間がかかるんだ

2011/03/26

「認められる」ということ

私の息子は現在18歳。本来であればこの春高校を卒業し、大学行くなり就職するなりしている歳であるが・・・。
現在は通信制の高校に在籍しながら、アルバイトをしている身。そのアルバイトも10日程前に決まったような状態。
3年前に入学した高校で「統合失調症」(いわゆる精神障害)を発症し、2回の入院を繰り返し、退院して1年3カ月。1ヶ月に1回ぐらいの通院と毎日薬の服用は続けている。
しかし、ようやくここまで社会復帰できたなぁ、というのが実感。

今流行りの?(DethNoteに出てくるデュークのような)黒っぽい服を着て、靴はブーツで、、、と見た目的には普通なのだが、心は(誰かに似て?)超繊細。
いわゆる社会適合能力というのが人並み以下なのだろう・・・。内心はびくびくでそれを隠すためにちょっと突っ張ってるフリをしているだけ。超、面倒臭がりで、自分の関心のあることにしか反応しない彼を見ていてイライラすることもあったが。

最近、彼の行動が少しずつ前向きになってきている。

同級生が大学に行くなり、就職するなりでそれぞれ自分の進路を決めていくのを目の当たりにし、考えるところがあったのだろう。
3月からおばぁちゃんと同居するにあたり、想像以上に色々手のかかるおばぁちゃんと接することで自分にできる家での手伝いも考えられるようにもなったし。
そして今お世話になっているバイト先の店長やチーフ始め、みなさん優しく接して下さってるようだし、何より。自分のやったことに対して、ちゃんと評価して貰える、「認められる」ことで彼の中の”やる気”が出てきたのだと思う。
まだどうなるか分からないが、これから社会の中で生きて行く、という社会復帰の足がかりができたことは親として少しホッとしている。

人は「認められる」ことで成長できると改めて。叱られ、けなされてばかりでは伸びる芽を摘んでしまいかねない。認め合える社会を創って行きたいと思う。