2011/08/14

『情報教育アドバイザ』から『校務支援ソフト開発』へ、私の決意表明。

平成23年度は小学校の校長先生からの熱き要望で「通知表をデジタル化」するというお仕事を頂けるまでになりました。
平成21年度後半から22年度にかけて、「養護部システム」という保健の先生向けのシステムを作成したことがきっかけとなり、それまで中学校が主だった私のフィールドが小学校も。そして各学校を横断的に行き来し、先生方に私という者を知っていただく機会が増えたことにあります。

私が今の「情報教育アドバイザー」という職に就いてから丸10年、今年で11年目を迎えますが、10年かけてようやくここまで来た、という感があります。

最初の平成13年度は、”緊急雇用対策”というカタチで半ば無理やり入らせていただきました。その頃は子供たちにPCに触れてもらうという目的でPC教室の非常勤講師”みたい”なことをやってました、が。
よくよく観察すると先生方のデジタル化の方が進んでなくて、手作業な部分が多々ありましたので、その先生方のフォローというか、お助けマン的な存在に自然とシフトして行きました。

その間、中学校での成績処理や、学校名簿の管理ソフトを自作して各校で使っていただけるようにしたり・・・。「プリンターが出ない」とか「インターネットがつながらない」と言われれば埃だらけの机の下に潜ってLAN線チェックしたり・・・。学校行事に欠かせない横断幕や垂れ幕の作成も「西浦さんでないと作れない」という”域”までになってしまいました。
そうやって色んな経験をさせていただきながら、西浦がどういった人物でどんなことが出来るのか?少しずつ先生方に理解して頂けるようになってきました。
だからこそ、今回のような成績処理を任せて頂けるようになったのだと思っています。

この10年間色々作成してきましたが、これを機に学校用の「校務支援ソフト」の企画・開発・導入アドバイザという立場を前面に出して行きたいと思います。
学校現場を「職員室」の中から見てきたからこそ、何が必要でどうすれば良いかを常に「現場目線」で考える。PCの苦手な先生でも安心して使って頂けるソフト開発を推し進めて行きたいと思います。
大手ソフトメーカーが出来ないであろう、「膝をつき合わせて、現場の先生方が本当に望んで居られる”シンプルなソフトづくり”」を心掛けたいと決意を新たにしました。


他にもやりたいことは沢山あります。

「電子黒板」や「デジタル教科書」の導入や、PCルームの機器選定についても、今まではメーカや納入業者の「言いなり」となっていた部分が大きいと思いますが、当事者である児童・生徒と先生にとって何がベストか?、「授業現場」で本当に必要とされるものは何なのか?、節約・節減の時代ですからコストパフォーマンスについても研究し、幅広い視野で提案していけるようになりたいです。
閉鎖的で世間との感覚がズレていると言われる教育現場に、最先端とは行かないまでも民間レベルと同じぐらいのICT化の導入について、常に「現場目線」で取り組んで行きたいと思っています。

多方面の方々にご指導頂きながら、成長して行きたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成23年・夏  西浦正純

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